全日本学生新聞連盟

第15回全国委員会招請状

(1959年4月9日)

[解題]

神戸大学で開かれた全国委員会の招請状。神戸大学は全学新の主力メンバー校であり、何度か会場校となったことがある。

宿舎案内などに当時の雰囲気が良く表現されていて興味深い。

[本文]

全日本学生新聞連盟第十五回全国委員会開催のお知らせ

 全国の学生新聞編集者の皆さん

 連盟常任委員会の決定にもとずき、十五全委を四月十七、十八、十九日の三日間、神戸で開催します。

 日本の反動と革新の対決が、安保条約改定問題、日中国交問題、参院選地方選などを通していよいよ激しさを増してきている今日、平和と民主主義を闘いとり、混迷を続ける学生運動を建て直し、さらにこれからの闘いの中で学生新聞の任務を十分果すべき情勢下において、この十五全委を開催することはことのほか意義深いものがあるといえます。

 私たちは、平和と民主主義確立のために連日闘っています。十五全委こそはこれらの諸活動を総括して、より一層発展する活動への指針を与えてくれるものとなるでしょう。

 神戸開催に際しては、準備も行きとどかず、何のおもてなしもできませんが、十五全委の内容に期待して全国の学生新聞編集者の手で大会の成功を勝ちとるために大多数の出席を要望します。

 なお、十五全委に先だって関西支部ゼミナールを四月十五日に京都で、支部長会議を四月十六日に神戸でそれぞれ開催しますので、あわせて全国から多数出席されることを要望します。

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十五全委 詳細

一、期日 四月十七、十八、十九日 各午前十時(第一日のみ正午)

一、会場 

 (第一日)  神戸大学六甲台学舎 神戸市灘区六甲台町 (TEL)神(8)0001-7

 (第二、三日)婦人会館 神戸市生田区橘町三ノ一 (TEL)神(4)0884

一、宿舎 <実行委員会推薦>

  加藤旅館(国鉄指定) 一泊二百円 神戸市生田区相生町三の四六 (TEL)神(4)0144

一、参加費 全国委員 三百円 オブザーバー 百円

一、連絡所 神戸大学新聞会 神戸市灘区六甲台 (TEL)神(8)0001-7

なお、宿舎、会場などへ特別に引率したりはしませんので、個別に行動して下さい。加藤旅館は十七、十八、十九日に百二、三十人宿泊できるよう予約ずみです。ご希望があれば、神戸の港湾労働者や自由労働者が主として宿泊する一泊百円程度のベッドハウスを紹介します。外食については、安い食堂、うまい店を当日会場に掲示します。

 

支部長会議 詳細

一、期日 四月十六日 午前十時

一、会場 神戸大学六甲台学舎新聞会室 神戸市灘区六甲台 (TEL)神(8)0001-7

 宿舎、連絡所などは十五全委詳細と同じ

 

関西支部ゼミナール詳細

一、期日 四月十五日 午前十時

一、会場 同志社大学 京都市上京区今出川烏丸東 (TEL)[印刷不良判読不能]

 

   四月九日

十五全委実行委員会 責任者 宮崎[2字判読不能](神戸大)

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